映画：アキレスと亀

また立て続け。
たけちゃんの映画は久し振りです。
座頭市以来かな？

以下、相変わらず雑な感想です。（ネタバレあり？）

唐突にアニメが始まったのでビックリしましたの事よ。

取り敢えず、１番狂っているのは幸子じゃないかと…。
だってあんな旦那に付き合えないよ？あんなに酷い目に遭いながらさー。
私なら彼の芸術を判ってあげられる、って言った瞬間に、
陶酔と自己暗示のスパイラルな堂々巡りに突入してしまった様な…。
真知寿は意外と、幸子の協力なく１人でいたら
美術学校がダメだった段階で足洗えたのかもとか。
むしろ真知寿は菊池（息子）に頼らない方が
絶対上手く行ってたんじゃないかとか。
新聞配達のトコに住み込みでいた頃に描いていた
雪景色に椿、みたいな絵だったら買い手はついた様な気がするとか。
いっそあの絵だったら私が欲しいって云うか。
叔父さん家の壁に描いたお義母さんの絵は、そりゃあビックリするぜとか。
六平さんの新聞配達店の店主さんは本気でいい人だったなぁとか。
閉店セールのチラシで夫婦首つりみたいな絵はそりゃヤバいでしょうとか。
娘は本当に可哀想だったなぁとか。
親は選べないんだなぁとか。
死化粧してやってんのかと思えばあんなだし。
菊池親子はなんつーか業が深いなとか。
日常が簡単にタナトスに向かうんだなとか。もう手の平を返す様に。
そりゃ武さんの死生観なんだろうかなとか。
まぁいろいろあるんですが、
兎に角、樋口可南子さんに着ぐるみ着せたのはすげぇや。
着る方もスゲぇけども。樋口さん…（泣笑）

柿沼康二さんの字が素敵でした。
最後の方、もう読めなくなってんだけれど、
それはあの二人の狂い度合の表現なのかなぁ。

途中で映写機がおかしくなってちょっと中断して驚きました。
そんなの初めてでした。
そして結構戻ったし（笑）
お陰でその後の予定が微妙に狂いましたが。

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