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映画:いのちの食べかた [映画]

『いのちの食べかた』を観ました。
うーん。
シュール、としか言い様がありません…。
20080617110154.jpg



音楽もなく、風の音と水の音と機械の駆動音と動物の鳴き声と
字幕の入らない人の話し声しかしない、
あとは映像が淡々と続きます。説明は全くなし。
まず思うのが、その作業のみに特化された機械やトラクターのすごさ。
なんだあれ。
もう、飛ぶつもりなんじゃんとしか思えない程アームを延ばすトラクター。
1カ所だけに落とすとそこだけが山になるので、
少しずつカゴの位置をずらしながら山を均等にする微調整。
内蔵を吸い取るノズルが1回吸って、
その先にまだ垂れ下がる物をもう1吸いする辺りとか。
もう、機械じゃないみたい。
その代わり諦観した表情の人の方が機械に近いかも…。
でも、オートメーションは人から仕事を奪うのだなぁと思います。
人口は増えていっているのになぁ…。そりゃ格差社会にもなるわ…。
あれ?なんか思う所が違う…??

あー、肉牛は恐ろしい程ぶくぶくしていました。特にお尻。
あと面構えが凶悪。ミノタウルスか?ってくらい。
そんな凶悪な面の牛に向かって容赦なく飼料を機械でぶっかける人間。
きっと恨まれている…。
牛のお産で帝王切開って初めて見ました…。
食肉加工ではチェーンソーでひらきにされて行く牛や豚…。
牛の額に電気ショックを加えて動けなくする人。吊るす人。
無表情で豚足を切り取って行く人。
子豚は何を切られていたの?性器か?それとしっぽ?
重装備で農薬まく人。
ガスマスクまでしているのに目は保護しない謎…。
飼料のくずや羽毛が舞い上がる中、マスクもしないで大丈夫なのか?
喘息持ちにはそれは大いに気になる所…。
岩塩取りに行く人の乗るエレベーターが早く落下して行くので怖かったな。

でもさすがに淡々とし過ぎて、一瞬寝ました。
目を開けたら、腹を開かれてだーだー血を流して
口からは多分胃液をだーだー流している牛の映像でした。
PG−12だわなぁ…。子供見たら多分肉食えない…。
感謝しなきゃ。命を奪われていく家畜にも
命を刈り取って提供してくれる人達にも。

でも、やっぱ地産地消だわ…。自給率上げなきゃな。

あと、人間が野生を荒らして
食物連鎖のヒエラルキーの頂点に立ってしまったのだから、
淘汰の責任を果たさなければならないって話を新聞で読んだ事を思い出しました。




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